食材の個性・健康・食生活

-食材の個性-

-食材の個性(健康・食生活)-
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-食材の個性(健康・食生活)-


                   -食材の個性-


 私たちの周りには野菜・魚介類・海藻類・肉類・果物・木の実・穀物などなど、様々な食材がそれこそ犇いております。幸いこれらの食材はいくらでも手に入ります。折角の新鮮な食材を手に入れても、調理の仕方を誤ったり、個性を無視したり、加熱し過ぎたりするなど、優れた栄養、持ち味を活かせなければ、本来持つ個性を引き出す事が出来ません。例えばビタミンCやUなどは水溶性ビタミンであり、工夫して生食が出来れば嬉しい。こちらでは、食材の持つ個性を活かす事ができる情報をお届けできればと思います。


                

                    -食材の個性とは-



 * スプラウト;世には様々なスプラウトが有りますが、豆苗のスプラウトは(日本では一般的では有りませんが、中国では高級食材として親しまれております。)カロチン(ビタミンA)、ビタミンCを多く含み、食物繊維、ミネラル、ビタミンE、ビタミンB群なども豊富で、古くから薬効の高い食材として知られております。スプラウトは発芽してしばらくした状態。成長する中で、最も栄養価の高い時期です。生食や汁物に散らしたり、サラダ・サンドウィッチなどにもお奨めです。成長したものは中華風にしても良く、ローカロリーでダイエットむきの食物としても注目されています。スプラウトは牛乳パックでもプランターでも作る事ができます。





                 -代表的食材の個性-

 
食材 代表的栄養 食べ合わせ 効果・特性 etc
あしたば*1 βカロチン @トマトタマネギ、ニンジン、タマネギ、ピーマン、レモン→活性酸素除去

Aタマネギ、椎茸、海老、ウナギ、松の実→強壮強精

Bアスパラ、ナス、アサリ、シジミ、泥鰌→肝臓の働き

Cトマト、ニンジン、椎茸、牛蒡、ブロッコリー、牛乳、ニンニク→肺癌、胃癌、大腸癌予防
発癌抑制・油溶性 *0101
*0102
*0103
*0104
*0105

*0106
ビタミンB2 過酸化脂質分解・動脈硬化予防・加熱半減
ビタミンC 水溶性・加熱半減・肌の張り、シミに良い・血行改善
ビタミンE 強い抗酸化作用・細胞老化予防・癌化予防・血行改善
食材 代表的栄養 食べ合わせ 効果・特性 etc
キャベツ*2 ビタミンC @椎茸、大根、鱸、栗→胃腸機能調整

Aタマネギ、ブロッコリー、トマト、アスパラ、サヤエンドウ→発癌抑制

Bタマネギ、明日葉、セロリ、トマト、ニラ→高血圧改善、動脈硬化予防

C鮭、鰯、椎茸、豚肉、胡桃→脳の活性化、認知症の予防


DたっぷりなビタミンCに蛋白質を組み合わせ、美肌作りの工夫
水溶性ビタミン。大き目の葉ならばキャベツの葉1〜2枚で1日に必要な所要量が、ほぼ摂れるとされます。ビタミンCは活性酸素の害を防ぎ、動脈硬化など生活習慣病や癌予防を期待する。芽キャベツのビタミンC含有量は、赤ピーマンに次いで多い。 *0201
*0202
*0203
*0204
カルシウム 吸収率の良いカルシウムを含み、虚弱体質や発育の悪い子供に、又、肩凝りやイライラ、骨粗鬆症の予防など
ビタミンK 止血効果や骨を強化する作用があります。潰瘍の修復にも役立ちます。
ビタミンU 水溶性ビタミン。抗潰瘍作用、傷ついた粘膜の修復、肝臓の機能回復に寄与するとされます。市販胃腸薬の主成分。胃酸の分泌を抑え、粘膜の爛れを治します。秋キャベツより春キャベツの方が豊富
食材 代表的栄養 食べ合わせ 効果・特性 etc
椎茸*3 ビタミンB1B2 @豚肉、牛乳、キャベツ、くるみ→老化予防、脳活性化

Aジャガイモ、タマネギ、生姜、ナス、牛蒡、オリーブオイル、大豆→高血圧予防、コレステロール沈着予防

Bカボチャ、蕪、ブロッコリー、アスパラガス、グリーンピース→免疫力増強、抗癌、抗ウィルス

Cホタテ、泥鰌、牛乳、モロヘイヤ、松の実、栗、オートミール→骨粗鬆症の予防
過酸化脂質の害を防ぐ事で、生活習慣病の予防に繋がります。体力や精神力に良い影響を与える糖質や脂質の代謝促進。 *0301
*0302
*0303
*0304
*0305
ビタミンD ビタミンD2(エルゴステリン/傘の部分に多い)は日光に当てる事でビタミンD3に変化します。骨や歯に深い関わりがあります。カルシウムの吸着を高め(小腸でカルシウム吸収率を20倍に高める)、カルシウムが骨に定着するのを助ける為、骨粗鬆症予防に効果が有るとされます。
ナイアシン 水溶性ビタミンで、糖質、脂質、蛋白質の代謝に不可欠。血行を改善し、脳神経の働きを助けます。蛋白質と摂取する事が効果的な摂り方。
食物繊維 干し椎茸には、驚異的な量の食物繊維があります。不溶性食物繊維の一種とされるβグルカゴンは生活習慣病の改善が期待される成分です。
食材 代表的栄養 食べ合わせ 効果・特性 etc
モロヘイヤ*4 βカロチン @タマネギ、アナゴ、牛乳、大豆、山芋→糖尿病予防

A鶏レバー、タコ、牡蠣、黄粉、落花生、イカ→貧血予防

Bセロリ、トマト、イカ、ジャガイモ、タマネギ、マグロ→高血圧、動脈硬化、脳卒中の予防

C昆布、干し海老、牛乳、椎茸、ホタテ→骨粗鬆症の予防
野菜中トップの含有量、ほうれん草の三倍以上、ブロッコリーの15倍含有。抗酸化作用による抗癌効果の期待。目、粘膜、皮膚の健康を保ち、感染症なども予防する。 *0401
*0402
*0403
*0404
*0405
ビタミンC コラーゲン合成の働きを期待。肌に張りを持たせ、粘膜や骨を強くする。
ビタミンE 抗酸化作用が強い。野菜の中でトップの含有量。発癌抑制、老化、生活習慣病の予防に期待。
カリウム 野菜中トップの含有量、ナトリウムを体外に排出し、むくみ防止、動脈硬化や脳卒中の大きな原因となる高血圧の予防に期待。
カルシウム 緑黄色野菜中トップの含有量。加熱しても野菜中トップクラスの含有量で骨粗鬆症などの予防に期待。ビタミンDと一緒に摂りたい。
食材 代表的栄養 食べ合わせ 効果・特性 etc
*5 カルシウム @白菜、小松菜、カニ、生姜、牡蠣、バナナ、ナス→二日酔い

A椎茸、紫蘇、きゅうり、レモン、鰯、生姜、酢→疲労回復

B里芋、ユリ根、大根、梨、杏→声枯れ・喉の晴れや痛み

C納豆、紫蘇、米、ニンニク、シメジ→胃腸強化、食あたり予防
梅に含まれるクエン酸とカルシウムが結合し、骨や歯を丈夫にし、精神安定にも寄与する。カルシウムは100g中に12r(青梅)、or65r(梅干)含まれます。 *0501
*0502
*0503
*0504
*0505
食物繊維 可食部100g中2、5g(青梅)、or3、6g(梅干)含まれます。腸の健康には必須です。
カリウム 梅干は塩分が多いのですが、同時にナトリウムを体外に排出するカリウムも豊富です。
食材 代表的栄養 食べ合わせ 効果・特性 etc
タマネギ*6 ビタミンC @キャベツ、ごま油、セロリ、キクラゲ→動脈硬化予防、高血圧予防

Aカツオ、平目、鰯、海老、ゴマ、ホタテ、鶏卵→疲労回復、老化予防

B鶏卵、味噌、アスパラ、シジミ→肝機能障害改善

Cキャベツ、豆腐、おから、サヤエンドウ、チンゲン菜、山芋→糖尿病予防、肥満予防
100g中7〜8rで、中央部分に多く含まれます。コラーゲンの生成を促がし、肌に張りや潤いを持たせます。 *0601
*0602
*0603
*0604
*0605
ビタミンB1 代謝や神経機能の働きを正常に保つ役割(糖質を分解し、エネルギー産生し、内臓機能や脳神経機能を正常に保つ)を持ち、不足すれば疲労が溜まり、食欲不振などの原因になります。硫化アリルはビタミンB1の吸収を助け、新陳代謝を促進します。
カリウム 100g中に150r含まれます。ナトリウムの体外排出に寄与する為、高血圧の予防に良い。エネルギー産生にも寄与します。
食材 代表的栄養 食べ合わせ 効果・特性 etc
ジャガイモ*7 炭水化物 @白菜、レタス、パセリ、マッシュルーム、レモン、海苔、チーズ→むくみ、腎機能改善

Aトウモロコシ、鶏肉、トマト、オートミール→疲労回復、食欲増進

B椎茸、タマネギ、キュウリ、セロリ、ナス→高血圧予防

C白菜、バナナ、キャベツ、イチジク、蜂蜜、お茶→胃潰瘍予防、十二指腸潰瘍予防

Dレバー→貧血予


Eニンジン、ブロッコリー、植物油、クルクミン(カレーの組み合わせ)→発癌予防
ジャガイモはイモ類の中でも満腹感の得られるダイエットに適しています。(低糖質・低カロリー) *0701
*0702
*0703
*0704
ビタミンC ジャガイモはビタミン類の豊富な野菜ですが、特にビタミンCは豊富で、加熱してもデンプンに保護される為にロスもし難い優れものです。ビタミンCはコラーゲンの合成に必須な成分で、粘膜に出来た胃潰瘍や十二指腸潰瘍を治したり予防にも働きます。高い抗酸化作用は免疫力の向上に寄与し、風邪の予防やストレスへの抵抗力を高めます。
ビタミンB1 糖質の分解に寄与し、エネルギーを産生し、身体や神経の疲労回復にも良い
ナイアシン 糖質や脂質の代謝に作用するナイアシンは脳神経の働きを助けて、血行改善にも寄与します。
カリウム ジャガイモはカリウムの王様と呼ばれる程豊富に含まれています。カリウムは身体の余分なナトリウムを排出して、血圧を安定させ、むくみを改善する働きがあります。
食材 代表的栄養 食べ合わせ 効果・特性 etc
ピーマン*8 βカロチン @ホタテ、牡蠣、大豆、山芋、バナナ、玄米→糖尿病の予防

A生姜、モヤシ、タケノコ、ニンニク、牛肉→夏ばてなど

Bレモン、タマネギ、小松菜、ゴマ、セロリ→高血圧予防、動脈硬化予防、狭心症予防など

Cトウモロコシ、紫蘇、ニラ、蕪、ネギ、胡椒、栗→冷えが原因の胃痛、下痢
プロビタミンAβカロチンは赤ピーマンに最も多く含まれ、次いで青ピーマン、黄色のピーマンです。赤ピーマンは青ピーマンの完熟タイプです。βカロチンは抗酸化作用が強く、皮膚や粘膜の健康、免疫機能を維持します。 *0801
*0802
*0803
*0804
ビタミンC ピーマンに含まれるビタミンCは油で炒めても殆んど破壊されません。ビタミンCの含有量も赤ピーマンは野菜の中でも際立っており、免疫力を高め、風邪の予防や発癌抑制、コラーゲンの合成を促進し美肌(シミ・ソバカスを予防し、肌の張りを持たせる)効果やストレスへの抵抗力向上などの魅力ある成分です。ビタミンEとの協調で毛細血管を健康に保ちます。βカロチンとビタミンCの相乗効果で細胞の働きが活性化し、活性酸素の除去にも効果を期待できます。
ビタミンE ビタミンEは活性酸素から身体を守り、老化や生活習慣病、癌などを予防します。赤ピーマンはビタミンEの含有量は多く、カボチャに次ぐとされます。
食材 代表的栄養 食べ合わせ 効果・特性 etc
ブロッコリー*9 ビタミンB2 @大豆、ニンニク、胡桃、アボガド、鰯、鮭→動脈硬化予防、高血圧予防

Aカツオ、イカ、キクラゲ、トウガラシ、鶏レバー→貧血、冷え性

B椎茸、トマト、アスパラガス、ニンジン、ワカメ、リンゴ、牛乳→癌予防

C胡桃、海老、ワカサギ、鰯、アーモンド→認知症予防、老化予防
ブロッコリー100g中0、2mg含有しており、脂質、糖質の代謝に寄与し、過酸化脂質にも働きます。 *0901
*0902
*0903
*0904
*0905
ビタミンC ビタミンCの含有量はブロッコリー100g中120rとレモンの3、5倍・ジャガイモの7倍も含まれており、抗ウィルス作用や美肌(肌荒れ、シミ、肌の張りなど)、ストレスにも良い。加熱してもまだビタミンCはたっぷり残ると紹介されています。
ビタミンE ビタミンEはビタミンC、セレンとの相乗効果で抗酸化作用がより強力になります。ブロッコリーにはセレンも含有されています。
食物繊維 食物繊維も豊富に含まれます。食物繊維は癌や生活習慣病の予防には不可欠な成分です。
食材 代表的栄養 食べ合わせ 効果・特性 etc
大豆*10 蛋白質 @イカ、鶏肉、セリ、ニラ、酒→生理不順改善

Aジャガイモ、トマト、牛蒡、ブロッコリー、ジンジン、グリーンピース→発癌予防

B椎茸、セロリ、アスパラガス、ワカメ、ゴマ、キクラゲ→動脈硬化予防、心臓病予防

C大根、タマネギ、牛蒡、青梗菜、冬瓜、南瓜、山芋→糖尿病の予防
大豆は畑の肉と呼ばれるほど良質の蛋白質を豊富に含んでおり、体内で充分に産生されない必須アミノ酸がバランスよく含まれております。消化の際に血圧上昇作用を持つ酵素の働きを阻害します。蛋白質は肉や魚、牛乳には劣るものの、体内利用率は高いとされております。又、脂質は少なく低エネルギーなので、動脈硬化予防、肥満予防食品として優れております。 *1001
*1002
*1003
*1004
*1005
*1006
ビタミンB1 ビタミンB1は糖質の代謝を促進し、エネルギーに変換します。ビタミンB1は乾燥豆100g中にに0、83g含有しています。
ビタミンE 100g中にαトコフェロール1、8r含まれております。抗酸化作用、血液をサラサラにする作用、血管を丈夫にする作用、癌予防などが期待されます。
カリウム 100g中に1900r含まれております。カリウムは身体の余分なナトリウムを排出して、血圧を安定させ、むくみを改善する働きがあります。
食材 代表的栄養 食べ合わせ 効果・特性 etc

 
*1 明日葉の薬用成分は30種と豊富、βカロチン(プロビタミンA)も豊富(青ジソ、パセリ、ニンジンに次いで多い)

 
*0101明日葉は過剰なナトリウムを体外に排出するカリウムも豊富で、高血圧の予防に役立つ。ニコチアナミンは加齢による血圧の上昇を抑制するとされます。食物繊維も塩分の摂り過ぎによる高血圧に良い働きをしますが、降圧作用は生食よりも炒めたり加熱処理の方が、より効果が高いとしています。更に降圧のためには、ビタミンCの吸収をよくする蛋白質や食物繊維の豊富なキノコ類を摂る事も薦められています。

 
*0102明日葉は、茎や葉から黄色いネバネバ汁が出ます。この汁に含まれるカルコンやクマリンは皮膚癌、肺癌の予防に良いとされます。

 
*0103明日葉はビタミン(特にビタミンB1、B2)やミネラル、蛋白質も豊富に含み、体内に乳酸の溜まるのを予防し、腎臓病、肝臓病、悪性貧血、心臓の強化にも良いとされます。

 *0104明日葉は皮膚の代謝を促がし、利尿効果もある為、美容やむくみ、便秘改善などにも良いとされる。

 
*0105明日葉は身体を冷やす働きがあるので、冷え性の人は注意が必要です。

 
*0106明日葉はその他にもクロロフィル(葉緑素/抗酸化作用、発癌予防、コレステロール降下作用、抗動脈硬化作用、免疫力を高める)、ゲルマニウム(血液をサラサラにし、動脈硬化を予防し、免疫力を高める)、イソクエルチトリン(毛細血管を強くする、便通を良くする)、アンゲリカ酸(胃腸の新陳代謝を高める)などの成分も知っておきたいですね。明日葉は疲労回復や皮膚・粘膜の保護作用も知られております。


 
*2キャベツはアブラナ科の野菜です。青汁で有名な野生種ケールから作り出されたもので、抗癌物質の豊富な野菜として良く知られております。芽キャベツ(特にビタミンCが豊富)、コールラビ、ブロッコリー、カリフラワー、グリーンボール(食物繊維以外キャベツより栄養成分が多い)、紫キャベツ(抗酸化物質アントシアニンを含有)などなじみのある野菜は、食卓を豊かにしてくれます。抗潰瘍作用、風邪や感染症予防、抗癌作用(発癌物質解毒促進、大腸癌、胃癌、乳癌、子宮癌の予防)、食物繊維も豊富で便秘の予防・改善・肥満改善など身近で、美味しく、身体に良い野菜です。イソチオシアナート(食道・大腸・肝臓・肺などの発癌抑制)、インドール(発癌物質の毒性を消失)、ステロール(発癌予防、抗癌作用)、フラボノイド、、フェノール、ペルオキシターゼ(食品の加熱調理過程で出る発癌物質に作用し発癌抑制)などの注目成分もあります。生食の場合、千切りならば水に漬け過ぎたり(水に浸すとビタミンCやUは40%ロスするといわれています)、長時間空気に触れさせないなどビタミンCが失われない様な工夫もしたいですね。ジュースならばレモン汁を加えて工夫できます。加熱調理ならばビタミンが溶け出している汁も一緒に取り入れられるスープや煮込みなども工夫したい。

 
*0201キャベツはカリウムを多く含みますが、カリウムは高血圧に悪影響のあるナトリウムを体外に排出し、高血圧の予防に寄与します。

 
*0202キャベツの食物繊維は様々な調理法でも、しっかり摂取できるため、便秘改善、肥満予防、腸内健康改善などに寄与します。

 *0203芽キャベツに豊富に含まれるβカロチン、ルティンは、抗癌効果を期待されております。

 
*0204キャベツは健胃、抗潰瘍、便秘、整腸、風邪、貧血、美肌、疲労回復などが期待できる魅力的な野菜です。


 
*3椎茸には特有の成分エリタデニン(干し椎茸に豊富)が知られております。これは血中コレステロールを減らし、血流を改善します。水溶性であり、干し椎茸の戻し汁に溶け出しますので、この戻し汁を飲むことで、血圧安定作用を期待できるとされます。老化抑制に良いとされる旨味成分のグルタミン酸(多くの薬利作用がある)や、菌糸体には強力な抗ウィルス作用を示す物質、インターフェロンを作る働き、抗癌作用も分かってきています。レンチナンはβグルカン骨格を持つ多糖類で、抗ウィルス、抗癌作用があり、それらの製剤や、インフルエンザ、肝炎、癌の治療などに用いられる。

 
*0301干し椎茸の市販品は電気乾燥、ガス乾燥のものが多いので、使用前に2時間ほど、天日干しすると良い。

 
*0302骨を作るためには、カルシウム、リンだけでは不足で、ビタミンDが必須です。ご高齢の場合、骨密度を高める為にも充分なカルシウム(by自然食品)とビタミンDを同時に摂取したい。

 
*0303椎茸には特有の栄養成分として、ビタミンB12(造血作用)とビタミンD2(造骨作用促進)があります。骨粗鬆症を心配される女性などには、天日干しした椎茸を摂るように心掛けたい。

 
*0304椎茸の水抽出成分レンチシンは血液中の過剰な中性脂肪やコレステロールを体外に排出する事が分かってきました。動脈硬化、心臓病、糖尿病などへの有効性も分かってきています。

 
*0305椎茸の選び方は、軸が太くて短く、傘は丸みがあり、肉厚で縁が内側に巻き込んでいるものが良い。生椎茸は鮮度も落ち易いので保存する場合には、軸を外し、冷凍保存をする。生椎茸には核酸分解酵素が含まれており、脳の活性化に有効とされます。


 
*4野菜の王様モロヘイヤ(モロヘイヤは「王様だけのもの」の意)は抗癌作用、老化予防、骨粗鬆症の予防、便秘の予防・改善などの期待できる、栄養豊富な野菜です。ビタミン、ミネラル、食物繊維は豊富でモロヘイヤの粘りはムチンやマンナンなどの多糖類によるものです。消化吸収を助け、血糖値やコレステロールの上昇を抑制し、蛋白質を分解を促がし、糖尿病や動脈硬化の予防し、食物繊維はこれらの働きを援助します。但し、モロヘイヤは修酸も多いので、結石に注意しなければならない人にはお薦めできません。それでも摂りたい人は、下茹でしたり、炒めたり、スープにする事が薦められています。

 
*0401モロヘイヤのクエルセチン(フラボノイド)は毛細血管を強くする作用が期待でき、高血圧の予防や出血症などにも。更に、アドレナリンの分解を促進するため、アドレナリンが原因の高血圧にも良いとされます。

 
*0402ムチンは糖と蛋白の複合体で、胃の粘膜保護、肝臓や腎臓の機能向上、蛋白質を効率よく活用する働きがある事から、スタミナ増強にも用いられます。細胞の活性化は老化予防にも良いと紹介されております。

 
*0403モロヘイヤのニコチアナミンは明日葉にも含まれますが、血圧を下げるために本態性高血圧症に薦められております。

 
*0404モロヘイヤのビタミンB群(B1、B2、B6)はエネルギーを産生し、疲労回復、美肌、生活習慣病、発癌予防に良いとされます。

 
*0405モロヘイヤの粘りは茹でて細かく刻み、良く叩くと出てきます。ムチンは水溶性の為、あまり水に曝さない様にすると良い。


 
*5梅は胃酸の代わりを果たせる天然有機酸(熟す程に有機酸も増加)が豊富に含まれ、食欲増進、胃腸の働きを活発にし(胃液、膵液、胆汁などの消化液の分泌亢進)、便通を良くするなどの働きもあります。強い酸味は有機酸のクエン酸とリンゴ酸で、クエン酸は梅の実が熟すほど増え、このクエン酸はカルシウムと結合して、腸からの吸収を良くし、又、クエン酸の酸味は唾液の分泌を促進する為、唾液中のパロチンというホルモンが増加します。パロチンは老化予防の期待されるホルモンとされております。梅は三毒(食べ物の毒、血液の毒、水の毒)を絶つと言われる程の殺菌力のある食品で、先人の素晴らしい遺産といえます。

 
*0501梅に豊富な有機酸(45%)の主成分はクエン酸です。クエン酸は疲れの原因物質乳酸を代謝促進するため、疲労回復を早めます。ミネラルの吸収を助け、活性酸素の働きを抑制する為、動脈硬化、心筋梗塞の予防効果も期待されます。

 
*0502有機酸中のピクリン酸は肝臓の働きを高め、悪酔い、乗り物酔いを防止し、殺菌力は食べ物の腐敗を防ぎ、緊急時にも食中毒を回避する手段として重宝されます。梅酢は常備して緊急時に備えると思わぬ時に助かります。

 
*0503梅を煮詰めた梅肉エキスは民間薬として非常に優れたものです。疲労回復、整腸、血流改善、抗菌効果など実に、赤痢菌、チフス菌、ブドウ球菌などの増殖を阻止し、病原性大腸菌O157にも抗菌効果が認められております。

 梅肉エキスの作り方は種を除いた青梅をおろし金(金属製では無いもの)ですりおろし、ガーゼなどで濾過したものをホーロー性の鍋に入れ、弱火でじっくり(木ベラなど金気のものを避けた材質のもので)混ぜます。だんだん煮詰まり、黒くなってきましたら、温かいうちにガラス瓶などに保存します。

 濾過して残る果肉の方は、砂糖、水を入れて煮詰めれば美味しいジャムになります。

 
*0504梅全体としての作用として上げますと、高血圧予防、便秘、下痢、食欲不振、貧血、防黴、二日酔い、咳止め、口臭予防、健胃、歯痛、美肌効果、めまい、腹痛、神経痛、水虫、わきが、老化予防、帯下、声枯れなどが上げられており、更に青酸配糖体アミダグリンによる喘息の治療効果、抗癌作用なども認められております。

 
*0505梅から発見された成分ムメフラールは梅肉エキスの製造中に出来るもので、血流の改善や冷え性、肩凝りに効果が有るとされます。


 
*6タマネギをカットした時に出る、刺激のある成分はシクロアリインなどの硫化アリル類です。タマネギの成分硫化アリルは水に溶け易く、調理の際に水に曝す時間が永いと刺激を弱められる反面、硫化アリルが失われてしまいます。そして、カットした後、空気に触れる時間が永いと薬効成分は今度は増加するとしています。調理の際には、カットしてから少し空気に曝す工夫も良いかも知れません。糖尿病の人は生食が良く、細胞はカットしない様に、縦方向が薦められており、水に曝さずに食す事を薦めております。血液をサラサラにしたい場合には、カットしてから15分以上おいてから加熱調理が薦められております。茹でる場合には湯に1つまみの塩を入れると蛋白質の有効成分である必須アミノ酸の流出を防げると紹介されております。

 
*0601硫化アリルの一種アリシンは、ニンニクにも含まれる成分で、体内でビタミンB1と結合する事で吸収性の良いアリチアミンとなります。これが新陳代謝を促進し、疲労回復、食欲不振、精力減退、精神不安などに好影響を与えます。硫化アリル類は血中善玉コレステロール(HDL)を増やし、悪玉コレステロール(LDL)を減らす作用や、血小板の凝集を抑制する為に、脳塞栓や心筋梗塞の予防にも役立つ事なども分かってきております。硫化アリルの一種プロピルアリルサルファイドには血糖値を下げ、正常に保つ作用があり、糖尿病の予防や治療にも期待されています。

 
*0602タマネギに含まれるポリフェノール(ケルセチンと呼ばれる黄色い色素・フラボノイド)は血液をサラサラにし、悪玉コレステロールの上昇を抑え、血液凝固を遅らせる作用があり、動脈硬化の予防や抗癌効果も期待されております。ポリフェノールはタマネギ本体にも有りますが、皮に多く含まれております。加熱しても減衰しません。ケルセチンを沢山摂取する為には、皮を煎じたりスープストックなどで摂り入れると良い。但し、ポリフェノールの体内滞在時間は短いので、様々な食品からこまめに摂取する事が薦められております。

 
*0603タマネギは民間療法として古くから抗菌・消炎・鎮痛作用を持つ薬草として利用されてきました。ヨーロッパでも古くからタマネギを風邪薬や下痢止め、利尿剤、去痰剤、強心剤として利用されてきました。近代でも東洋では、気管支粘膜に働いて、咳や痰を取り除く作用、胸や胃の張りを取り除く作用、利尿作用の為にしようされております。また、抗菌作用がある為に、女性のトリコモナス膣炎の治療にも応用されている事が紹介されております。

 
*0604タマネギの硫化プロピルは辛味成分で、生タマネギに多く含まれます。血糖値を下げ、糖尿病の予防、改善、糖尿病合併症予防に効果が期待されています。又、この硫化プロピルは短時間の加熱でトリスルフィドに変わり、長く加熱するとセパエンに変わります。これらは血液をサラサラにし、コレステロールや中性脂肪を減少させたり、血圧を下げる作用が有るとされております。

 
*0605硫化プロピルが加熱する事でトリスルフィド(セパエン)となり、この成分はコレステロールや中性脂肪を減らし、結果的に動脈硬化の予防に繋がります。血圧降下作用もある為、高血圧症にも効果が期待されます。


 
*7ジャガイモの芽には、ソラニンと呼ばれる毒素が含まれています。この芽は丁寧に取り除く必要があります。(ジャガイモの皮にはクロロゲン酸というポリフェノールの一種が含まれ、癌予防を期待される成分がありますが、芽に含まれるソラニンが有りますので、注意し、丁寧に取り除かなければなりません。)ジャガイモは粘膜やリンパの抵抗力を強め、高い抗酸化作用や免疫力を高める為にアレルギーの体質改善、癌予防などにも効果は期待されます。

 
*0701ジャガイモの皮に含まれるクロロゲン酸は細胞の突然変異を予防する事が実験で確かめられております。

 
*0702ジャガイモ自身にはカリウムが豊富に含まれています。そのカリウムは余分な塩分を体外に排出する働きがあり、高血圧の予防にも良い。腎臓病や膀胱炎で利尿剤を使っている場合やむくみが有る人にも有効であり、妊娠中毒症の予防などにも応用されていると紹介されております。但し、腎炎などでカリウムを制限されている人の場合には、多食は控える様に薦められております。

 
*0703ジャガイモには強力な抗ウィルス作用を持つプロテアーゼ阻害物質が高濃度含まれている事が、近年の研究で明らかにされております。

 
*0704ジャガイモを料理する時、煮汁に溶け出すビタミンCやカリウムなどがある為、煮汁も摂取出来る様に工夫したい。薄味にしたり、煮汁があまり出ない様な料理の仕方など工夫する事で、有効に取り入れる事ができます。ビタミンCは鉄分の吸収を助ける働きもあります。


 
*8ピーマンは青臭いという特徴がありますが、これはピラジンと呼ばれる成分が原因で、血液の老廃物を取り除き、血栓を予防する、血圧効果作用など、動脈硬化や心筋梗塞の予防に効果が期待されています。トウガラシに豊富に含まれているカプサイシンもわずかですが含有されており、新陳代謝、夏ばて予防なども期待されます。赤ピーマンや黄色ピーマンは青ピーマンほど青臭くなく、抗活性酸素作用も強いので、サラダなど生食を薦めています。

 
*0801葉緑素クロロフィルは余分なコレステロールが腸で吸収されるのを防ぎ、体外に排出促進し、血液を浄化する作用や遺伝子が傷付く事を予防し、発癌予防が期待されます。旬のピーマンにこれらの作用は強まります。

 
*0802ルチン(ビタミンP様効果)はフラボノイドの協調作用がコレステロール値を下げる事とも相まって、ビタミンCの吸収を高め、抗酸化作用や血管を柔軟にし、動脈硬化や高血圧の予防などに効果を示します。

 
*0803ピーマンには特有の匂い成分、苦味成分のテルペンが含有されており、これは発癌抑制作用が確認されております。

 
*0804脂溶性ビタミンを多く含むピーマンは、調理で油との相性が良く、炒め物や肉詰めなど美味しくいただく事ができます。ビタミンEは油を使った料理で効率よく摂取できます。


 
*9ブロッコリーはアブラナ科の野菜です。発癌抑制作用や老化予防、肥満予防、整腸作用などが認められており、中でも高い発癌抑制作用の期待されるβカロチン(プロビタミンA)、ビタミンC、ビタミンE、スルフォラファンなどによる生活習慣病の予防などへの期待も見逃せません。ブロッコリーの調理方法は、単独で食べる場合には、下茹でせずに(水溶性ビタミンの損失を防ぐ)炒めたり、少量の水分で蒸し煮を薦めていたり、花蕾部分は鮮度が落ち易いので、早めに食べる事を薦めています。外葉、茎は花蕾よりも栄養価は高いので全て無駄なく利用したい。

 
*0901ブロッコリーに含まれるスルフォラファンは、発芽部分に多く含まれ、発癌性物質(活性酸素)の解毒に効果(活性酸素を解毒する酵素に働き、これを活性化させる)があることが解明されております。癌の増殖を初期の段階で食い止める事が期待される。抗酸化作用のある辛味成分アリルイソチオシアネートも知られております。この成分もブロッコリーに多く含有され、食道癌、大腸癌、肝臓癌、肺癌などの抑制が期待されております。

 
*0902ブロッコリーに含まれるルティンはカロチンの一種で、ビタミンAに変換されませんが、独自の抗酸化作用があり、皮膚癌、大腸癌の抑制が期待されます。黄斑変性による視力低下、失明を予防する事も期待されています。

 
*0903ブロッコリーに含まれるステロールは癌予防、癌抑性効果が期待されます。また胃潰瘍に効果のあるとされますビタミンUや抗アレルギー作用が期待されるαリノレン酸(体内に多くなればなる程アレルギー発症は抑えられるとされます。野菜の中では抜群に多く含まれる))、発癌物質の毒性を失効させる作用が期待されるインドール化合物なども含まれております。

 
*0904ブロッコリーに豊富に含まれる葉緑素は血流の流れを良好にし、血栓や動脈硬化を予防する事が期待される。その他、インスリンの働きを高めるクロムなども含有します。

 
*0905ブロッコリーに含まれるカルシウムは牛乳に匹敵する程豊富で、骨粗鬆症に期待されます。亜鉛は精力増強、味覚異常、免疫異常などを改善し、鉄分はニンジンの2倍含有され、貧血や冷え性に良い。


 
*10大豆はコレステロールの上昇抑制、肥満予防、骨粗鬆症の予防、抗癌作用などが期待されます。別の視点では動脈硬化予防、高血圧予防、脂質異常症予防、骨や歯の強化、美肌、老化予防などが期待されます。大豆の脂質は多くがリノール酸で、コレステロールを洗い流す作用が有り、高血圧や動脈硬化、心臓病などの生活習慣病を予防する働きがあります。食物繊維も100g中17、1gと豊富で、食物繊維にもコレステロールを排泄する作用や、血糖値を安定させる作用があります。食物繊維にはその他にも優れた作用が有る事が分かっております。

 
*1001大豆レシチンはコレステロールの低減に効果が期待されております。血管にこびりついたコレステロールや中性脂肪を洗い流す事で、高血圧、動脈硬化、脳の働きを良くし、脳の老化、認知症の予防などが期待されます。ビタミンE、ビタミンB群と共に働き脂肪の蓄積を予防し、老化予防にも役立つサポニンと協調して身体や脳を若々しく保つ事が期待されます。大豆レシチンには利尿作用もあります。

 
*1002大豆サポニンは体内で過酸化脂質の増加を抑制し、代謝を促進する事が期待されており、コレステロール、中性脂肪を低下させる働きが期待されます。抗酸化作用が優れており、癌予防が期待されております。高血圧、動脈硬化の改善、肝臓障害の蓋然が期待されております。大豆サポニンの過剰摂取は甲状腺に悪い影響を与える場合があり、注意が必要です。海藻に含まれるヨードにはその弊害を抑える働きがあるので、併用摂取が薦められております。

 
*1003イソフラボンは骨粗鬆症や更年期障害の改善が期待されます。ポリフェノールの仲間で、女性ホルモン様の働きが知られており、これが骨粗鬆症や更年期障害の予防改善に繋がるとされております。又、癌細胞の増殖を抑制する働きが期待されており、前立腺癌、乳癌の抑制が期待されております。

 
*1004大豆には血管を拡張し、血圧を下げ、血管の小さな傷を修復する働きのあるプロスタグランジンも含まれております。血管を丈夫にする事が期待されます。大豆にはビフィズス菌の餌となり腸内の善玉菌を増やすオリゴ糖も含まれており、便秘解消に良い働きが期待されます。(大豆オリゴ糖はビフィズス菌を増やし腸の調子を整えます)

 
*1005大豆に含まれるリノール酸は高コレステロール血症、動脈硬化、高血圧、糖尿病などを予防する作用が期待されます。その他にも、トリプシンインヒビターは蛋白質分解酵素の働きを抑制する物質で、体内で膵臓がトリプシン産生を活性化するため、インスリンの分泌は亢進されます。血糖値を下げ、癌細胞の増殖を抑制する働きも期待されております。

 
*1006栄養が豊富にある大豆ですが、消化し難い事が知られております。この消化酵素の働きを阻害する物質は加熱すれば減衰して行きますので、しっかり過熱して消化に考慮する事も大切です。






               
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